【ネタバレ注意】中二病でも恋がしたい！第一話いまさら感想【全てはここから始まった】
ネタバレあり！
執筆者は2週目なので、1期最終話まで観ていない方はブラウザバック推奨です…！
民放公式テレビポータル「TVer」で
「中二病でも恋がしたい！」の1期が期間限定で公開されていたので感想を書いていこうと思います
なぜこの作品かと言うと「中二病でも恋がしたい！」はおれをオタクにした作品だからです
初めて観たのは中学生の頃、2ちゃんまとめの中二病スレを読むのが趣味だったおれを強烈に惹きつけたタイトル。いわゆる美少女アニメを見るのは初めてだったのでちょっと抵抗はありましたが、一話を観てそんな気もブッ飛びました。なんだこれ！面白すぎる！脳の未知の領域から未知の物質が分泌されているッ！
といった具合に、「中二恋」は、初めて観た思い出の深夜アニメであり、また一番好きなアニメでもあるのです
んなことはどうでもいい。再生ボタンﾎﾟﾁ-
ﾃﾚｯ↑ﾃｯﾃｯﾃﾃｯ↓
“皆さんは「中二病」という言葉をご存知だろうか？”
ぬああああああああああああああああああああああ！！！！
…
開始1秒、軽快なアコースティックギターを聴いて、本作品を観て衝撃を受けた思い出がデスノートに触れて記憶を取り戻した月くんのように溢れ出てきて脳がバグってしまった
大塚芳忠さんの語り、絶妙に心を抉る的確な資料映像、何もかもみな懐かしいぜっ…！
そして、資料映像のラストで登場する本作主人公の富樫勇太くんことダークフレイムマスター
ｸｩｱ!（懐死）
出た！ダークフレイムマスター出た！
闇の炎に抱かれて消えろ！
黒コート、片目隠し前髪、クソデカソード、自分専用の決め台詞、どれもとっても中二病レベルMAX！
邪気眼系中二病の擬人化とも言うべきその完璧な姿に、当時中二病まっさかりだったおれは「かっけぇ…」と普通に感心していました
思わず動画を止めてダクフレの設定が書かれた「中二病ノート」を読んでみましたが全部の文章が絶妙に痛い！誰かの中二病ノートパクったんじゃないの？と思うほどリアリティに満ちていました
資料映像から現実に切り替わり、富樫が自分の中二病ノートを読み返して恥ずかしさに身悶えするシーンから物語は始まります
高校の入学式の前日の夜、富樫はいわゆる「高校デビュー」するために、自分の部屋にあった中二病アイテムを処分するために段ボール箱に詰めて、過去と決別している最中だと思われます
上の階から垂れる一本のロープ
それは平凡な日常に差した一条の光か
ロープを伝って現れたのは、蒼き満月に照らされし眼帯ゴスロリ少女
「…見た？」
✝️邪王真眼、降臨✝️
お久しゅうございます我が主人
そう、小鳥遊六花ちゃんです
その後、OPに移るわけですが、OP冒頭の黒背景に光の粒がキラキラ光る演出って
不可視境界線…ってコトですよね！？！？！？
ぐああああああ！！！！！！
一本取られた！
そんでこのOPの中毒性よ
・映像がチカチカ左右に移動して目を離させない天才演出
・枕持って踊るくみん先輩
・そしてサビの指くるくるダンスはあまりに有名
・なぜあんな動きをさせようと思ったのか、なぜ六花を分身させたのか、あのなんとも言えない表情で六花は何を考えているのか
・サビにこれを持ってくるのはセンスがイカれてるとしか（褒め言葉）
・「恋は欲張りだね」で左右の眼帯のゴムが中央に収束してハートの形を作るのほんと好き
・「理想も妄想も現実も」で主要キャラが順々に映っていく中、猫（きめら）→犬（六花の実家の犬？）の次という意味深な登場の強キャラ十花さん
・その十花さんの次に映るのは、一軒家をバックに集合する謎の4人家族…顔はぼやけてるけど…ｳｱｱｱ…
一分の無駄もないOPに度肝を抜かれたところで、シーンは翌日の入学式当日、登校中の富樫
ふと身だしなみが気になって駅の鏡を覗くと
同じことを考えていた、煮豚に進化こと丹生谷森夏さんと出会います
あらかわいい。一体どこのキラキラ女子かしら？間違っても中二病の子じゃあなさそうね
深夜アニメが初めてだった初見の時は、丹生谷がメインヒロインで、富樫は丹生谷とくっつくものだと本気で思っていました。六花はなんか中二病の変な友達で、過去の自分を受け入れるためのキャラクターだとばかり…
なんやかんやで学校に着いた富樫はダークフレイムマスターを「生涯封印ッ！」し、満を持して教室のドアを開け、一色誠と出会います
「悪い、シャーペンの芯恵んでくんない？」
初対面の人と仲良くなるための常套句ですね
まだ髪が生えている頃の一色。サッカー部陽キャ感がすごい。一色元野球部だけど
第一話を初めて観た中学生の頃、高校の入学式ではこんな風に友達ができるのかぁ！と期待に胸膨らませていましたが、残念ながらおれのクラスに一色くんはいませんでした。むしろおれ自身が一色になるべきだったのにそれに気づかず…orz
いいですよね一色くん。ギャルゲーの主人公の親友って感じで。ギャルゲーやったことないけど（高田純次より適当な男）。2期では出番減って寂しいような全然寂しくないような
教室のシーンで2期キャラの巫部風鈴さんがモブとしてちょっと出ててびっくり。こういう小ネタもどんどん拾っていこうと思います
引用元：第2話「海豚の・・・恋人契約」：STORY - ストーリー | TVアニメ『中二病でも恋がしたい！戀』公式サイト
六花と再び出会い、保健室で目薬を差すシーンから、富樫はがっつり六花と絡んでいきます
第一話を通して、終始六花の富樫に対する態度がなれなれしいです。昨晩顔を合わせた程度のほぼ初対面の人に向けるものじゃないんですよね
六花「そう、悠久の過去、あなたと私は出会っている。あなたを見た瞬間、その因果をこの邪王真眼が教えてくれた。だから接触のチャンスを窺っていた」
「中二病でも恋がしたい！#1 邂逅の…邪王真眼」より抜粋
これもただのヤバめの中二病発言だと思ってスルーしてましたが…今聞くとかなり重大なネタバレですね
そんで六花はさらっと富樫を下の名前で呼んでるんですよ。初対面のはずなのに。机の名札には苗字しか書いていないのに！
この時点で富樫はなぜ疑問に思わないのだ！羨ましいぞ富樫この野郎！
一緒に下校するシーンでも、六花は自分の中二病の原点である富樫に熱い中二病トークをぶつけますが、そんなことまだ知らない富樫は六花に合わせて流してるだけという印象。熱量の差がなんとも切ない…
とはいえ、一色とつるんでリア充の仲間入りしたいのに、なんかつきまとってくる中二病の変な奴に冷たくできない富樫くん優しくて好き
六花に自販機で奢ってたし、財布を失くした立花と電車で帰ってるってことは富樫が電車賃肩代わりしたっぽいし
ちなみに六花が自販機で買っていたのは「Mr Peter」なる缶ジュース
ドクペですね。中二病御用達ドリンク。ちなみに高二病御用達はマッ缶。不健康自慢病が併発するとモンスターエナジーに分岐します。やけに詳しいって？勘のいいガキは以下省略
その後、富樫は六花の引越しの荷物搬入を手伝い、夕飯を共にすることに。そこで、六花はダークフレイムマスターがお年玉を注ぎ込んで買ったクソデカソードこと魔剣ダーインスレイブを目にします
ゆめはちゃんきゃわいいねぇ！
カッコいいという六花、それをゴミの一言で切り捨てる富樫
剣を担ぎベランダに向かう富樫に着いていった六花が目にしたのは、段ボール箱に無造作に捨てられた数々の中二病アイテム
その中にぶち込まれるダーインスレイブ
六花の中二病アイテムが詰まった段ボール箱を運んだ引っ越しの場面との対比が切ないです
カッコ悪い。恥ずかしい。暗黒龍の力なんて存在しない
自らの中二病の原点である富樫の口からそんな言葉が出て、六花はショックを受けたと思います
それでも、何かに縋るように「力はある」と言い切る六花
「だから…捨てないでほしい」
ダーインスレイブを、中二病アイテムを…ダークフレイムマスターとしての自分を、痛々しくても確かに燃えていたあの頃の気持ちを
それで救われた人が、目の前にいるのだから
とても悲しそうな六花に思うところがあったのか、富樫は生涯封印すると決めたあの台詞を口にします
「闇の炎に抱かれて消えろっ！」
中二病と絶縁することより、目の前の女の子を悲しませないことを選んだ富樫
そして捨てるのを思い留まり、オークションにでも出して金にする、と言い訳して段ボール箱を部屋の中に入れました。六花が嬉しそうで何より
いい感じに富樫のモノローグがあって第一話終了
EDの「Inside Identity」もいい歌なんですねこれが
中二病心をくすぐる歌詞と歪みまくりのエレキギターがカッコいい
いやぁ面白かった！一度観たとはいえ2周目ならではの気づきもあったし、懐かしい気持ちにもなり、面白さは衰え知らず！
第二話も観るぞｵﾗｧ！
つづく
